建築工法とは?
代表的な建築工法としては、以下の3つのものがありますが、これらの代表的な建築工法の特徴をについては、ある程度知っておいたほうがよいと思われます。
■木造在来工法
■ツーバイフォー工法
■プレハブ工法
木造在来工法のメリット・デメリットは?
木造在来工法ののメリット・デメリットは、次のようなものです。
<メリット>
■柱、梁、筋かいを組み合わせてつくるので、設計上の自由度が高く、増改築時の間取りも変更しやすいです。
■自由に設計できるので、予算に応じた施工ができます。
<デメリット>
■施工には技術が必要になるので、依頼先によってばらつきが出やすいです。
■木材でつくられるので、以下のものなどには弱いです。
・火災
・シロアリ
・湿気
■他の工法と比較して、接着剤などの化学物質の使用が少ないので、シックハウスの心配が小さいです。
ツーバイフォー工法の特徴は?
ツーバイフォー工法の特徴は以下のようなものです。
<メリット>
■耐震性や耐火性が高いです。
■板状のパネルを組み合わせてつくるので、機密性や断熱性に優れています。
■規格化された材料が用いられるので、施工にばらつきが少ないです。
<デメリット>
■増改築で大きな開口部を開ける場合には、補強が必要になるなど構造上の制約を受けます。
■気密性・断熱性が高いので、換気対策など、シックハウスや結露への配慮が必要になります。
プレハブ工法の特徴は?
プレハブ工法の特徴は以下のようなものです。
<メリット>
■構造体や建具設備までがあらかじめ工場でつくられので、現場では組み立てのみが行われます。そのため工事にかかる期間が短いです。
■構造体の部材によって、以下のように分類されます。
・木質系プレハブ工法
・鉄筋系プレハブ工法
・コンクリート系プレハブ工法...など
■耐震性や耐火性が高いです。
<デメリット>
■ツーバイフォーと同じように、増改築では制約を受けます。 |