建売住宅選びで重要になるポイントは?
建売住宅選びで重要なポイントになるのは、土地、建物の構造や実際の施工技術です。
なので、可能であれば、建物の骨組みができた時点(上棟時)や工事の段階で、できるだけ細かくチェックするのが理想的です。
しかしながら、建売住宅のように完成後の物件の場合はそういうわけにもいきません。
よって、完成後の物件の場合は次のようなところをチェックします。
■その不動産会社が現在建築中の他の物件を見せてもらいます。
■不動産会社の担当者に、設計図を見ながら細かく質問してみます。
■床下、小屋裏(天井裏)などをのぞいてみます。
注意点は?
数棟程度のミニ開発の場合には、そのまま販売しても利益が出ない土地に建物を建てることがあります。
つまり、その建物から利益を上げようと粗雑な住宅を建設したり、狭い土地にぎりぎりに建てた違法建築だったりというケースがあるのです。
こういうケースでは、住宅の質と価格がつり合っていないことがありますので注意が必要です。
デベロッパー(分譲会社)の力の確認は?
一般的に、ある程度の規模の建売住宅の場合には、建売業者やデベロッパーが工事の統一仕様を決めて、建築会社や工務店に発注します。
ところが、現場管理が上手くいっていなかったり、デベロッパーが住宅に不慣れだったりすると、施工にばらつきがでることがあります。
なので、デベロッパーの力を確認するために以下のような事項について調べてみるとよいでしょう。
■過去に分譲でどの程度の実績があるのか
■コンスタントに質の高い住宅を供給しているか
■建設業の許可や一級建築士事務所登録を持っているか
※こうした業者は宅地建物取引業の資格は持っていますが、さらにこれらの資格等も持っていれば、設計施工能力に関してはある程度安心できるといえます。
また、実際に分譲した住宅を見学して、居住者に話しを聞いてみるのも有効です。 |