飛ばしとは?
飛ばしというのは、評価損が出ている有価証券を持つ企業が、損失を表面化させないように、決算期末前に他社へ勘定を移すことをいいます。
ちなみに、通常飛ばしは、決算期が異なる企業の間で処理します。
株式相場の急落と飛ばし
株式相場が急落した場合は、飛ばしを受けた企業が期末前に他の会社に有価証券を移そうとしても、受け入れる企業がない状態に陥ります。
飛ばしの禁止
飛ばしは、1980年代までは、証券会社による損失補てんの手段として利用されましたが、1990年からの証券不祥事で問題となり、証券取引法で禁止されました。 |